「体のあちこちがずっと痛い」
「痛みがいろいろな場所に移動する」
「検査をしても『異常はない』と言われたけれど、痛みは続いている」
このような原因がはっきりしない全身の痛みに悩んでいる方の中に、
線維筋痛症と呼ばれる状態が関係しているケースがあります。
見た目や検査では分かりにくく、
周囲から理解されにくいため、
不安や孤独感を抱えやすい症状でもあります。
このページでは、
線維筋痛症の特徴と、
当院が大切にしている向き合い方の視点をお伝えします。
線維筋痛症とは?
線維筋痛症は、
- 全身の広い範囲にわたる痛み
- 押すと強く痛むポイント
- 強い疲労感
- こわばり
- 睡眠障害
- 集中力の低下(ブレインフォグ)
- しびれや違和感
などが慢性的に続く状態です。
血液検査や画像検査では
明らかな異常が見つからないことが多いのが特徴です。
なぜ全身が痛くなるのか?
線維筋痛症では、
体のどこかが壊れているというより、
痛みを感じ取る神経の仕組みが過敏になっている
と考えられています。
その背景として注目されているのが、
**中枢性感作(CSS)**という概念です。
維筋痛症の痛みは、体のどこかが壊れているというより、
痛みを処理する神経回路そのものが過敏になっている状態として理解することができます。
神経が「過敏モード」になった状態
中枢性感作では、
- 本来は問題にならない刺激でも痛く感じる
- 痛みの信号が強く・長く続く
- 複数の部位に同時に症状が出る
といった特徴が見られます。
線維筋痛症は、
この中枢性感作の代表的な状態のひとつと考えられています。
まずは病院での検査が大切です
全身の痛みがある場合、
まずは以下のような病気を除外することが重要です。
- 膠原病
- 甲状腺疾患
- 感染症
- 悪性疾患
- 神経筋疾患
医療機関でこのような病気が見つからない場合に、
線維筋痛症や神経の過敏さという視点が考えられます。
検査で異常がないと言われた方へ
「異常はありません」
そう言われても、
痛みがつらい事実は変わりません。
このような場合、
神経回路の入力・処理・出力が過敏になり、
痛みが増幅され続けている
可能性があります。
当院が大切にしている向き合い方
ペレス・テラキ治療室では、
- 強すぎる刺激を避ける
- 全身の緊張をやさしくゆるめる
- 血流・呼吸・自律神経のバランスを整える
- 神経の「適応力」が働きやすい環境をつくる
ことを大切にしています。
当院で行っている遠絡療法は、
脳やせき髄などの中枢神経のはたらきを
やさしく安定させていく治療法です。
**「治してあげる」ではなく、
「一緒に良い方向を探していく」**という姿勢で、
患者さんと向き合っています。
まとめ
線維筋痛症や原因不明の全身の痛みは、
- 気のせい
- 心の問題
- 我慢の問題
ではありません。
神経の仕組みとして説明できる痛みです。
ひとりで抱え込まず、
一緒に向き合っていく道を探していきましょう。
この記事の要点
検査では異常がないと言われたのに、
痛みやしびれ、違和感が続く場合、
体のどこかが壊れているというより、
「神経の感じ方そのもの」が過敏になっていることがあります。
こうした状態を理解する考え方のひとつが、
中枢性感作症候群(CSS)です。
CSSは診断名というより、
慢性痛や原因不明症状に共通してみられる
神経系の反応パターンを説明する概念です。
▶ 中枢性感作症候群(CSS)とは?
原因不明の痛み・しびれ・異常感覚との向き合い方
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