「ビリビリ、ジンジンする感じがずっと続いている」
「手の指や足裏がしびれていて感覚がおかしい」
「検査では異常がないと言われたけど、しびれは残っている」
手足のしびれはとてもよくある症状ですが、
原因がはっきりせず不安を抱えている方も少なくありません。
このページでは、
手足のしびれの主な原因の考え方と、
当院が大切にしている向き合い方の視点をわかりやすくお伝えします。
手足のしびれとは?
しびれとは、
- 感覚が鈍い
- ピリピリ、ジンジンする
- 触った感じが変
- 力が入りにくい
など、神経の働きに異常が出ているサインです。
一時的なものもあれば、慢性的に続くものもあります。
考えられる主な原因
① 神経そのものの障害
- 頸椎症、腰椎症、椎間板ヘルニア
- 手根管症候群、肘部管症候群
- 糖尿病性神経障害
- 帯状疱疹後神経痛 など
👉 神経が圧迫・炎症・損傷されることで起こります。
② 血流や循環の問題
- 冷え
- 長時間同じ姿勢
- 血管のトラブル
👉 血流低下で神経がうまく働かなくなることがあります。
③ 手術・ケガ・感染後の影響
- 術後の神経ダメージ
- 骨折や打撲のあと
- 帯状疱疹、新型コロナ後遺症 など
👉 組織は治っても、神経の興奮だけが残ることがあります。
④ 検査で異常がない「原因不明」のしびれ
画像検査や血液検査で異常がなくても、
- しびれが続く
- 範囲が広がる
- 日によって強さが変わる
といったケースも多く見られます。
この背景として近年注目されているのが、
**中枢性感作症候群(CSS)**という考え方です。
神経が「過敏モード」になっている可能性
CSSでは、
脳や脊髄を含む神経回路が過敏になり、
本来なら問題にならない刺激でも
しびれや痛みとして強く感じてしまう
状態と考えられています。
そのため、
- 原因がはっきりしない
- 複数の部位に広がる
- ストレスや疲労で悪化する
といった特徴が出やすくなります。
まずは病院を受診すべき「危険なしびれ」
上であげたようなしびれの多くは慢性的で命に直接関わらないものですが、
中には早急な検査や治療が必要な病気のサインとして現れる場合もあります。
次のようなしびれがあるときは、
自己判断せず、まず医療機関(内科・神経内科・脳神経外科・整形外科など)を受診してください。
🚨 ① 突然あらわれたしびれ・急激に悪化したしびれ
- さっきまで普通だったのに急にしびれた
- 数時間〜1日で急激に広がった
- どんどん強くなっている
👉 **脳梗塞・脳出血・一過性脳虚血発作(TIA)**などの可能性。
🚨 ② 片側だけのしびれ+他の症状
- 右(左)半身だけしびれる
- 顔のゆがみ
- ろれつが回らない
- 物が二重に見える
- 片側の力が入りにくい
👉 脳の病気が疑われ、救急受診が必要なこともあります。
🚨 ③ 手足のしびれ+強い頭痛・意識障害・けいれん
- 今までにない激しい頭痛
- 意識がぼんやりする
- 呼びかけへの反応がおかしい
👉 くも膜下出血・脳炎・髄膜炎などの可能性。
🚨 ④ 手足のしびれ+歩きにくさ・ふらつき・視力障害
- 急に歩きづらくなった
- ふらついてまっすぐ歩けない
- 視野が欠ける、見えにくい
👉 脳・脊髄・多発性硬化症などの中枢神経疾患の可能性。
🚨 ⑤ 両手両足のしびれ+全身症状
- 発熱
- 強いだるさ
- 体重減少
- 動悸・息切れ
- むくみ
👉 感染症・膠原病・内分泌疾患・腎疾患・心疾患など内科的病気の可能性。
🚨 ⑥ しびれ+力が入らない・筋肉がやせてきた
- 物を落としやすい
- 階段がつらい
- 片側だけ筋肉が細くなってきた
👉 運動ニューロン疾患・末梢神経障害・脊髄疾患などの可能性。
🚨 ⑦ 排尿・排便の異常を伴うしびれ
- 尿が出にくい・失禁
- 便が出にくい・失禁
- 会陰部のしびれ
👉 脊髄や馬尾神経の緊急障害の可能性があり、早急な受診が必要です。
🚨 ⑧ 糖尿病・がん・免疫疾患など基礎疾患がある方のしびれ
- 糖尿病がある
- 抗がん剤治療中・後
- 自己免疫疾患がある
👉 病気や治療の影響による神経障害の可能性があり、医師の評価が必要です。
🏥 「異常なし」と言われたあとが、当院の役割
これらに当てはまる場合は、
まず病院での検査・診断が最優先です。
- 血液検査
- MRI・CT
- 神経伝導検査 など
で重大な病気が除外されることが何より大切です。
そのうえで、
- 検査では異常がない
- 命に関わる病気ではないと言われた
- でも、しびれがつらくて生活に支障がある
という方に対して、当院は
神経の過敏さや身体の緊張、
バランスの乱れに目を向けながら、
「今より少しでも楽になる道」を一緒に探す
お手伝いをしています。
当院が大切にしている向き合い方
ペレス・テラキ治療室では、
手足のしびれに対して、
- 神経への過剰な刺激を減らす
- 身体の緊張や歪みをやさしく整える
- 血流や呼吸、自律神経のバランスを意識する
- 「脳の適応力」が働きやすい環境をつくる
ことを大切にしています。
**「治してあげる」ではなく、
「一緒に良い方向を探していく」**という姿勢で、
患者さんと向き合っています。
まとめ
しびれは、身体からの大切なサインです。
「よくあること」「様子を見よう」だけで済ませず、
まずは安全の確認を。
検査で異常がはっきりしない手足のしびれは、
- 神経の障害
- 血流の問題
- 術後・感染後の影響
- 神経の過敏化(CSS)
など、さまざまな要因が重なって起こります。
原因がひとつに特定できなくても、
神経と身体の負担を減らしていくことで、
少しずつ変化が出るケースは少なくありません。
つらいしびれでお悩みの方は、
ひとりで抱え込まず、ぜひご相談ください。
この記事の要点
検査では異常がないと言われたのに、
痛みやしびれ、違和感が続く場合、
体のどこかが壊れているというより、
「神経の感じ方そのもの」が過敏になっていることがあります。
こうした状態を理解する考え方のひとつが、
中枢性感作症候群(CSS)です。
CSSは診断名というより、
慢性痛や原因不明症状に共通してみられる
神経系の反応パターンを説明する概念です。
▶ 中枢性感作症候群(CSS)とは?
原因不明の痛み・しびれ・異常感覚との向き合い方
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